こんにちは、こどおじFIREを目指す皆さん!今回は、投資初心者が必ず悩む「米国株」と「全世界株」のどちらに投資すべきかについて解説します。FIREを目指すためには、長期的な視点で効率よく資産を増やすことが重要です。この記事では、それぞれの投資戦略の特徴とメリット・デメリットを比較し、どちらが最適かを探っていきます。
米国株 vs 全世界株:過去10年の実績比較
まず、代表的な米国株ファンド「VOO」(S&P500に連動)と全世界株ファンド「VT」(全世界の株式市場に連動)の過去10年間の実績を見てみましょう。
- VOO(米国株):10,000ドルが37,027ドルに成長(年利14.00%)
- VT(全世界株):10,000ドルが25,055ドルに成長(年利9.62%)
この結果を見ると、米国株の圧勝です。過去10年間で、米国株は3.7倍、全世界株は2.5倍に成長しており、リターンの大きさで言えば米国株が優勢です。しかし、この結果だけで判断するのは早計です。それぞれの投資戦略には異なるリスクとメリットがあります。
米国株派の主張
米国株に集中投資する派の主張は以下の通りです。
1. 米国は今後も成長が期待できる
アメリカはGDPで世界トップクラスであり、人口も増加中。さらに、イノベーションの中心地であり、GAFAMなどの巨大テック企業が成長を牽引しています。自社株買いも盛んで、これが株価を押し上げる要因となっています。
2. 新興国の成長も取り込める
S&P500に含まれる企業は海外売上高比率が40〜50%ほどあり、新興国や他国の成長も間接的に取り込むことができます。つまり、米国内だけでなくグローバルな経済成長にも依存しているため、新興国への直接投資は不要という考え方です。
3. リスク分散にならない?
過去10年間のデータでは、全世界株よりも米国株の方がリスク(標準偏差)が低いという結果が出ています。つまり、全世界分散投資をしてもリスク軽減にはならないという主張です。
全世界株派の主張
一方で、全世界株派にも強力な主張があります。
1. 米国一強は永続しない
過去にはイギリスや日本が経済大国として君臨していた時代もありました。歴史的に見ても、一つの国が永遠にトップであり続けたことはありません。将来的に中国やインドなど新興国が台頭し、米国経済が停滞する可能性もあります。
2. リスク分散による安心感
全世界株ファンドは、自動的に各国の経済規模に応じてポートフォリオを調整してくれます。つまり、どの国が成長しても、その恩恵を受けることができる仕組みです。特定の地域や業界への依存度を下げることで、市場全体の成長を取りこぼさずに享受できます。
3. インデックス投資理論に基づく正当性
インデックス投資理論では、市場全体に分散投資することが最も合理的とされています。ノーベル経済学賞受賞者による「現代ポートフォリオ理論」でも、市場全体への分散投資(つまり全世界株)が推奨されています。
こどおじFIRE向け結論:悩むなら「全世界株」がおすすめ!
結論として、「どちらか迷うなら全世界株」をおすすめします。その理由はシンプルです。全世界株ファンドには米国も含まれているため、米国経済が好調な限りその恩恵を受けられます。また、新興国や他先進国にも自動的に分散されているため、長期的な安心感があります。
さらに、FIREを目指す上では「腰を据えて長期投資」が重要です。市場の短期的な変動に惑わされず、一貫した投資を続けることで安定したリターンを得られる可能性が高まります。
まとめ:FIRE達成にはまず「投資」を始めよう!
最後に、大切なのは「貯金だけ」ではなく、「投資」を始めることです。歴史的に見ても、年利5%以上で成長する資産クラスは「株式」です。そして15年以上という長期スパンで見れば、元本割れリスクもほぼ消失します。
こどおじFIREとしては、小さくても良いのでまず一歩踏み出し、自分に合った証券口座(楽天証券やSBI証券)でインデックスファンドへの積立投資を始めましょう!
一緒にFIREへの道を歩んでいきましょう!
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