終身保険をおすすめしない理由:こどおじFIREが考える賢い保険選び

節約

こんにちは、こどおじFIREを目指す皆さん!今回は、「終身保険をおすすめしない理由」について詳しく解説します。終身保険は、一生涯にわたって保障が続く生命保険で、貯蓄性もあると言われています。しかし、その仕組みや費用対効果を考えると、必ずしもFIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指す人にとって最適な選択肢とは言えません。

この記事では、終身保険の特徴やデメリットを整理し、FIRE達成に向けた賢いお金の使い方について考えていきます。


終身保険とは?

終身保険は、被保険者が生存している限り保障が続く生命保険です。主な特徴として以下があります:

  • 一生涯の保障:死亡または高度障害状態になった場合に保険金が支払われます。
  • 解約返戻金あり:途中で解約した場合、それまでに支払った保険料の一部が返金されます。
  • 払込方法の選択肢:終身払い(生涯払い続ける)、有期払い(一定期間で支払い終了)、一時払い(一括支払い)などがあります。

終身保険をおすすめしない理由

1. 保険料が割高

終身保険は、同じ保障内容の定期保険と比べて保険料が高額です。特に若いうちから加入すると、長期間にわたって高額な保険料を支払うことになります。

  • :30歳で月額1万円の終身保険に加入した場合、60歳までの30年間で総額360万円を支払う計算になります。この金額は、定期保険や貯蓄・投資に回した方が効率的です。

2. 解約返戻金の元本割れリスク

終身保険には解約返戻金がありますが、加入後すぐに解約すると元本割れする可能性が高いです。解約返戻金が増えるのは契約から長期間経過した後であり、それまでは貯蓄性はほとんど期待できません。

  • ポイント:解約返戻金はあくまで「積み立てたお金の一部」であり、運用益はほぼ期待できません。

3. インフレリスク

終身保険で支払われる死亡保険金や解約返戻金は契約時に固定されることが多いです。そのため、インフレによって将来的なお金の価値が目減りするリスクがあります。

4. 見直しが難しい

終身保険は一生涯続く保障であるため、ライフステージの変化に応じた見直しが難しい点もデメリットです。一度契約すると途中で変更することが難しく、高額な固定費として家計を圧迫する可能性があります。


終身保険よりも効率的なお金の使い方

1. 定期保険で必要な期間だけ保障を確保

定期保険は掛け捨て型ですが、必要な期間だけ安価に大きな保障を得られます。例えば、子育てや住宅ローン返済中など特定のライフステージだけ保障を確保したい場合には最適です。

2. 生活防衛資金の確保

万一の事態に備えて数ヶ月分の生活費を現預金として確保しておくことで、高額な医療費や収入減少にも対応できます。この資金は流動性が高いため、必要な時にすぐ使える点も魅力です。

3. 投資による資産形成

高額な終身保険料を支払う代わりに、その分をNISAやiDeCoなどで運用することで効率的な資産形成が可能です。特にインデックスファンドへの長期投資は複利効果による資産増加が期待できます。

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終身保険を検討すべき場合

一方で、以下の場合には終身保険への加入を検討する価値があります:

  1. 相続対策として活用したい場合
     相続税対策として死亡保障を活用したい場合には有効です。
  2. 貯蓄代わりとして利用したい場合
     銀行預金よりも多少利回りが良い商品を選ぶことで、貯蓄代わりとして利用できます。ただし、この場合でも投資信託や債券など他の選択肢と比較することが重要です。

FIRE達成に向けた賢い選択

1. 不要な固定費を削減

FIRE達成には固定費削減が欠かせません。高額な終身保険料は家計負担となるため、その分を貯蓄や投資に回しましょう。

2. 公的保障を理解する

日本には充実した公的医療制度や社会保障があります。これらを理解し活用することで、不必要な民間保障への依存度を下げることができます。

3. 自己防衛資金と投資で備える

生活防衛資金として現預金を確保し、それ以外のお金は投資へ回すことで効率的な資産形成につながります。


結論:こどおじFIREとして賢く判断しよう

終身保険は一見魅力的な商品ですが、そのコストと効果を冷静に考えると、多くの場合不要と言えます。特にFIRE達成を目指すこどおじとしては、高額な固定費よりも柔軟性と効率性を重視したお金の使い方が重要です。一方で、自分自身や家族構成によって必要性は異なるため、公的保障内容と自身の状況をよく見極めて判断しましょう。

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